ヒッティングマッスルを確認!パンチ力アップに必要な筋肉を強化するなら

ヒッティングマッスルを確認してパンチ力アップに必要な筋肉を強化していきましょう。パンチを強くしたいなら、「本来の」ヒッティングマッスルを理解することが大切です。

OK hitting muscle 1st

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ヒッティングマッスルを鍛えてパンチ力を強化していきましょう。

ヒッティングマッスルと呼ばれるパンチに必要な筋肉。ヒッティングマッスルという単語は、一般的にもたまに耳にすることがあるかと思います。

しかし実際のところ、一般的にイメージされるヒッティングマッスルと、パンチに必要な本来の意味でのヒッティングマッスルはちょっとずれてしまっているかも。

であれば、一度パンチに大切な本当の意味でのヒッティングマッスルとは何かを確認していきましょう。

パンチ力を強化したいと思うなら、ヒッティングマッスルを筋トレやその他のエクササイズで強化していくことが必要になるかもしれませんよ!

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パンチ力を生み出す筋肉強化に大切なこと

OK hitting muscle about

広背筋は直接的にはパンチ力に影響しない?

「パンチ力を強化するために良くヒッティングマッスルを鍛えると良い。」などという話を聞いたことがあるかもしれません。

通常良く言うヒッティングマッスルとは、「広背筋」のことを指すことが多く、広背筋がパンチ力を強化するためにも大切な筋肉であると言われることがあります。

しかし、パンチ力を「パンチを出した際に生まれるパワー」と定義した場合、一般的に信じられていることと反して、広背筋は直接的なパンチのパワーには関与していないと言えます。

本来のヒッティングマッスルとはパンチ力を生み出す複数の筋肉

むしろ、ボクシングなどでパンチ力を生み出すために求められる動作や、その動作を支えるバランス力などは、下半身の筋肉から得られる方が大きく、そこへ体幹の強さと上半身前面(肩前面や胸など)の筋肉から生み出される力が加わっていくことになります。

そして、パンチの正確さやディフェンス力、次の攻撃への連携力などテクニカルな部分は、主に背中側も含めた上半身の筋肉全体から生まれるもの。

つまり、ヒッティングマッスルの本来の意味である「パンチ力を生み出すために必要な筋肉」を考えた場合、広背筋だけではなく、下半身から上半身までのパンチ力を生み出す主だった筋肉までを含める必要があるってこと。

本当の意味でのヒッティングマッスルがどの部位の筋肉で、どのように使われるのかを理解することがパンチ力アップに大切。

そうすれば、パンチ力強化に大切な筋肉を鍛えるための、必要な筋トレやトレーニング方法を考えていけるようになり、さらに強力なパンチを放っていけることになります。

ヒッティングマッスルを部位別に確認

ヒッティングマッスル① 脚の筋肉はパワーの源

OK leg presses

大腿四頭筋と下腿三頭筋の強化は注力すべし

脚の筋肉の中でも、主に太ももの前面にある大腿四頭筋とふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)は大切。

この大腿四頭筋と下腿三頭筋こそ、パンチで圧倒的なパワーを出したいと考える際に、最も注力して力の出し方を体に深く教え込まなくてはいけないところ。

足で地面を思い切り踏み込んで前方へ力を出すことで、大きなパワーを生み出していくことになり、パンチのパワーを生み出すのに最も責任重大な部位とも言えます。

ある意味、パンチで生まれる大半のパワーは、地面以外のどこからも得られないとも言えるほどかも。この二つは、ヒッティングマッスルの中でもとても大切な筋肉ですね。

ハムストリングも忘れずに

そして、もう一つ覚えておきたいのが、太もも裏にあるハムストリング。

ハムストリングは、直接的にパンチ力を生み出すわけではありませんが、強力なステップをして着地する際にブレーキの働きをする筋肉。

ハムストリングが強化されていればいるほど、ブレーキとしての役割が良く働き、次のステップへ移りやすいため、脚からのパワーを連続して効率的に生み出していくことが出来るようになります。

歴代のボクサーが証明している脚の筋肉の大切さ

歴代のダイナミックで強烈なパンチを持ったボクサーを見てみると、腕や胸にも増して脚が凄いことが分かります。

典型的なこれらボクサーの身体をよく見てみると、過剰に大きくなった大胸筋や上腕三頭筋など見られません。

マルコス・マイダナやマニー・パッキャオ、トーマス・ハーンズ、ジュリアン・ジャクソン、フェリックス・トリニダードなどはその最たる例。

ここに挙げたボクサーは、上半身に関してはそれといって大きな特徴はありません。しかし、下半身の発達は圧倒的でパンチ力も強烈。

有名なマイク・タイソンでさえも、下半身のバネの強さは圧倒的なものがありました。

ヒッティングマッスル② お尻と腰の筋肉は瞬発力とバランス

OK hip muscle

瞬発力に大切な大臀筋

お尻にある最も大きな筋肉である大臀筋。大臀筋は、下半身の中でも瞬発力を生み出すためにとても重量なヒッティングマッスル。

力強いパンチを放つためには、下半身も含めた全身の動作を行う必要があり、大臀筋が大きな瞬発力を生み出せるということは、それだけパンチのパワーも大きくなるということ。

そのためお尻の大臀筋は、パンチ力を強くするには絶対に外すことが出来ないヒッティングマッスルの一つと言えます。

お尻・腰周りの筋肉は身体のバランスを取るために大切

さらに、お尻や腰周りの筋肉(大臀筋・中臀筋・大腿方形筋など)は、脚と上半身をつなぎ合わせることで、腹筋と一緒に身体を回転させてさらにパワーを生み出したり、身体のバランスを維持して無駄のないパンチを出していく役割を持っています。

お尻・腰周りは、身体の重心に非常に近い場所。この部分の筋肉がしっかりと強化されているほど、身体のバランスコントロールが良くなるのです。

バランスがボクシングにおいて非常に重要な要素であることは、感覚的に理解出来ますよね?

言ってみれば、バランスこそが自分の攻撃の効果と効率を決定づけ、他にもディフェンス力や俊敏性など、全体の戦闘能力を決定づけます。

また、パンチをする際に脚の筋肉を使って、うまく腰を軸に身体を動かしていくことで、体重が乗った、重い最大限のインパクトがあるパンチを打つことが出来ます。

ヒッティングマッスル③ 腹筋はパワーハウス

OK abs muscle

腹筋は全身を支えてくれる非常に力強い筋肉。

上半身・下半身はそれぞれ程度こそ違えど、パンチに必要なパワーを生み出せます。しかし、腹筋があることで、それぞれのヒッティングマッスルを一つにすることが出来る。

簡単にいうと、腹筋が手足全ての力をつなぎ合わせることで、強烈なパンチ力が生まれるってこと。

また、全身をつなげる以外にも、腹筋を引き締めて呼吸を利用することで、パンチのインパクトを高めることが出来ます。

さらに、腹筋の中でもサイドにある腹斜筋は、身体を捻る動作に大きく貢献するため、お尻や腰周りの筋肉と一緒に動くことで、身体を捻ってパンチのパワーを高めるといった役割も持っています。

ヒッティングマッスル④ 背筋は間接的に大切な筋肉

OK back muscle

姿勢の維持に大切な脊柱起立筋

背中の脊柱起立筋もまた、身体全体をまとめ、手足のパワーをつなぎ合わせてくれている大切な背中の筋肉。

そして、脊柱起立筋は脊柱の伸展といった動作に大きく貢献しており、姿勢の維持にも大切な筋肉。

パンチにおいては、パンチを放った後に崩れた姿勢をすぐに立て直すために最も大切な筋肉。

脊柱起立筋が強化されていることで、どんな状況であっても姿勢が崩れにくく、強烈なパンチを連続して放っていくことが可能になります。

パンチを放った後に腕を戻すために大切な広背筋と大円筋

一般的にヒッティングマッスルとしてイメージされる広背筋。そして、広背筋の動作を補助するように脇下に位置する大円筋。

この二つの筋肉が出す力は「引く力」であり、押す力が大切なパンチ力には直接は関係ありません

しかし、広背筋や大円筋はパンチ後のリカバリー、つまりパンチを打った後に、腕を素早く元の場所に戻して次の攻撃へつなげていく、又はガードするなどの一連の動作において重要であり、この部分が強化されていることで、間接的にでもパワーのあるパンチを流れるように繰り出していくことが可能になります。

打撃系の選手で特にパンチ力が強い人ほど、強烈なパンチを放った後に戻すための負荷も比例して高まるため、この広背筋や大円筋が発達していくことになり、いつの前にか「パンチ力=広背筋」のようなイメージがついてしまったんだと思います。

この部分の筋トレを怠ると、パンチを戻す力が弱くなります。

本番でパンチを外すと、サンドバッグのようにパンチを跳ね返してくれるものがないので、自分でパンチを戻さなければならず、広背筋などが弱いと直ぐに疲れてしまうことになります。

ヒッティングマッスル⑤ 胸の筋肉は上半身のパワーハウス

upper chest 1st

胸の筋肉である大胸筋は、上半身の中でもパンチ力を高めるためにパワーを生み出す、中心的存在のヒッティングマッスル。

押す動作に強く関与する筋肉であり、パンチを放っていく際にも上半身の中では比較的大きな力を追加してくれる部位でもあります。

また、パンチの中でもフックでは大胸筋の主な働きの一つである肩関節の水平内転(水平面で腕を後面から前方へ動かす)の動作が含まれているため、最後のインパクトを増すために大きく貢献します。

さらに、大胸筋は肩と腕、広背筋をひとつの力にまとめてくれる機能があり、パンチのパワーを逃さずに相手に伝えていくためにも大切です。

ヒッティングマッスル⑥ 肩の筋肉は腕の耐久力を支える

OK shoulder muscle

肩の三角筋(前面)は大胸筋と同じように押し出す力を生み出すため、パンチのパワーを強化し、脚から伝わってきたパワーへさらに力を追加していく役割を持っています。

しかし、パンチにおいて肩の筋肉が持つ最も大切な役割は持久力。

ボクサーが疲れてパンチが打てなくなったり防御ができなくなる時、たいていは肩が疲れています。

腕が疲れて動かせないという時、通常であれば腕の付け根部分である肩が疲れます。肩の三角筋が、腕全体を支えていることを考えると物理的な視点からみても納得出来ますよね?

もっとパンチ力を落とさず打ち続けたい、長い時間腕を上げていたいと思うなら、持久力の強化のためにも肩の筋肉を鍛えることが大切。

肩を強化していくことが、パンチ力を落とさずにパンチを打ち続けるための秘訣です。

ヒッティングマッスル⑦ 腕の筋肉はパワーの伝達とスピード

OK arm muscles

腕の筋肉には上腕の上腕三頭筋と上腕二頭筋、腕橈骨筋や手根屈筋などの複数の前腕の筋肉が含まれます。

そして、これら腕の筋肉は、全身の筋肉によって生み出されたパワーを相手にしっかりと伝達するための要としての役割を持っています。

上腕の筋肉は相手へリーチするために大切

上腕の裏側についている上腕三頭筋は、腕をまっすぐに伸ばして相手へリーチ(ストレートパンチ)し、さらに相手に拳が当たった後にも伸ばした腕が曲がることなく、しっかりとパンチのインパクトを相手に効かせるために大切なヒッティングマッスル。

それに対して、上腕前面にある上腕二頭筋は、肘を曲げてパンチ力を高めて放つフックやアッパーカットを繰り出し、相手へリーチする時に必要なヒッティングマッスルになります。

さらに、相手へリーチさせるためのパンチスピードを速めるためにも、上腕の筋肉が大切になってきます。

前腕の筋肉はリーチ後にパワーを伝えるための最後の要

そしてパンチが相手にリーチした後、それまで全身で生み出してきたパワーをしっかりと吸収して相手にぶつけていくためにも、前腕の筋肉の強さが大切。

前腕の筋肉が強化されていないと、パンチが相手にリーチした後、手首が曲がってしまったり、捻ってしまったりすることになり、大きなパンチ力であればあるほど、相手にパワーを伝えられないばかりか、自分の手首を怪我してしまうことになります。

腕の仕事は体が産み出したパワーを相手にぶつけること

既に見てきた通りパンチのパワーのほとんどは、腕が生みだすわけではなく、脚から始まり全身が作り出すもの。腕の仕事は身体が作り出したパワーを相手にぶつけること。

つまり、腕の役割はパンチを相手にぶつけることであって、パワーを作るわけではないと分かると思います。

もちろん、全身が生み出すパワーに耐えるに十分な強さを持つ腕は必要ですが、パンチ力を強化するには、「力のある腕」よりも「速く動かせる腕」のほうが大事だというのが分かるかと思います。

欲しい。

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ヒッティングマッスルを確認!パンチ力アップに必要な筋肉を強化するならのまとめ

本来の意味でのヒッティングマッスルについて、それぞれの働きや特徴を見てきました。

パンチ力を高めたいなら、パンチを力強く放っていくために必要な筋肉を鍛えていくことが大切。

もしも、パンチを練習したいと思ったら、今回触れた筋肉を鍛えていくことも忘れずに行っていきましょう。

ぴろっきーでした!

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