随意筋と不随意筋の違い|3つの筋肉の種類も一緒に紹介!筋トレのためにも確認したいこと

随意筋と不随意筋の違いについて確認していくと、筋肉についてより体系的な知識を獲得していくことが可能になります。この二つの違いと一緒に3つの筋肉の種類も確認していきましょう。

OK muscles

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随意筋と不随意筋の違いを知っていますか?

筋トレには直接関係のない知識かもしれませんが、このような筋肉の違いを体系的な知識として知っておくことは、場合によって有効になってくることもあるかもしれません。

そのため、今回は随意筋と不随意筋の違いについて、詳しく両者を比較していこうかと思います。

さらに、随意筋と不随意筋をより細かく分けた場合の3つの筋肉の種類についても、後半で触れていくので、「普段鍛えている筋肉がどういったものなのか?」そして、「筋肉にはどのようなものがあるのか?」を確認したい人は目を通してみましょう!

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随意筋と不随意筋の違いの前に筋肉についておさらい

OK muscles

多くの生物にとって動く能力というのは必須であり、筋肉組織があるからこそ動くことが可能 になります。

もちろん人間だって同じ。筋トレをやっている人にとっては、当たり前に認識していることですよね?

筋肉の主な働きは

  • 身体運動
  • 臓器の運動のコントロール
  • 体位や体形の維持
  • 体温を保つこと
  • 体内物質の循環(血液や栄養など)

などがあり、人の全体重のおおよそ半分は筋肉で成り立っています。また、人の体には650以上もの筋肉が存在し、その多くは骨とつながっています。

そして、筋肉は、骨格筋、内臓筋(平滑筋)、心筋という3つのタイプに分けることができ、さらにこの3つのタイプを、制御するメカニズム(意識的なものか、無意識的なものか)によって随意筋(骨格筋)と不随意筋(平滑筋・心筋)の2つのカテゴリーに分けることが出来るのです。

筋肉を大別した場合の区分

上で簡単に説明してきた、筋肉の分け方を表にしてみると次のようになります。

随意筋 骨格筋
横紋筋
付随筋
心筋
内臓筋 平滑筋

まず、筋肉を大まかに分けると、随意筋と付随筋に分けることができます。

随意筋は骨格筋のことを指し、付随筋には心筋と内臓筋の二つが含まれることになります。

また、これら3つの筋肉は、その構造的な特徴から、以下の横紋筋と平滑筋の二つに分けることも可能です。

(横紋筋と平滑筋の違い)

横紋筋 縞模様(しま模様)が見られる筋肉。この縞模様は横紋構造のため横紋筋と呼ばれる
平滑筋 縞模様(横紋)が見られない筋肉

※骨格筋・心筋・内臓筋の3つの違いについては、後ほど説明していきます。

随意筋と付随筋の違い

OK voluntary vs involuntary muscles

さて、それでは本題である随意筋と不随意筋の違いについて、詳しく見ていきましょう。

随意筋とは?

随意筋は自らの意思で動かすことが可能な筋肉のことで、基本的には円柱状の筋繊維の集まりで出来ています。

一般に随意筋は、骨格を形成する骨と連結しており、それゆえ骨格筋と言われているのものを指します。

また他の特徴として、随意筋(骨格筋)には横紋があり、多核細胞である点が特徴とされています。さらに、骨格筋をつくる細胞ひとつひとつが筋繊維で、その筋繊維は筋鞘と呼ばれる細胞膜で包まれています。

随意筋は、通常の筋トレや持久力の強化で鍛えることが可能で、手足、頭、まぶたなど、体の特定の部分を動かす役割や、体温の維持や姿勢を保持する役割があります。

つまり通常筋トレで意識的に鍛える筋肉は、この随意筋のことを指し、筋トレや運動などで「筋肉」という言葉を用いる時は、無意識的にこの随意筋を意味している場合がほとんどです。

不随意筋とは?

不随意筋とは随意筋の逆。つまり、不随意筋は自らの意思では動かすことのできない筋肉のことを言います。

不随意筋の動作は、自律神経によって自動的にコントロールされており、内臓筋(平滑筋)と心筋が不随意筋にあたります。

内臓筋(平滑筋)は胃、腸、子宮などの内臓や血管の内壁にあり、消化管に食べ物を送り込んだり、陣痛や出産時の子宮の収縮を助けたりする役割があるのです。

また、血管の内径を調節する役割も内臓筋(平滑筋)にはあります。

この不随意筋の中でも心筋は特有で、心臓にしかありません。その役割は心臓の鼓動を維持するために、体内の血液を循環させることにあります。

随意筋と不随意筋の違いまとめ

随意筋と不随意筋の違いについて見てきましたが、ここで上では触れていない違いも含めて、その違いの特徴をまとめていきましょう。

随意筋と不随意筋の違いまとめ
  • 関係する神経
    • 随意筋は自らの意思で動かすことができ、運動神経と関係がある
    • 一方、不随意筋は自律神経に支配されており、自らの意思とは関係なく動く
  • 意思で動かせるか否か
    • 随意筋は自らの意思で動かすことができる
    • 不随意筋は自らの意思とは関係なく動く
  • 収縮のスピードやテンポ
    • 随意筋の収縮は速くて力強い
    • 不随意筋の収縮はリズミカルでゆっくり
  • 筋肉のタイプ
    • 随意筋は骨格筋のこと
    • 不随意筋には平滑筋と心筋が含まれる
  • 体重に占める割合
    • 全体重における随意筋の割合は高い
    • 不随意筋の割合はさほどでもない
  • 繋がっている場所
    • 随意筋は骨とつながっている
    • 不随意筋は内臓にある
  • 筋繊維の形
    • 随意筋は円柱状の筋繊維の集まり
    • 不随意筋(内臓筋)は紡錘形の筋繊維の集まり

人体で見つかる3つの筋肉の種類について

本題である随意筋と不随意筋については、一通り理解出来たかと思いますが、ここで3つの筋肉の種類(骨格筋・内臓筋・心筋)についても、その主な特徴や働きをまとめていきます。

随意筋と不随意筋をより体系的に理解するためにも、追加として簡単に3つの筋肉の種類について目を通しておくと良いかと思います。

骨格筋の主な特徴と働き

OK 3 types of muscles

真ん中が骨格筋

骨格筋は、意識して動かすことが出来る随意筋。身体運動や姿勢の維持、体の体温の維持などの役割を持っています。

骨格筋についてのまとめ
  • 筋肉と骨を繋ぐ腱によって直接骨へ繋がっている
  • 身体運動を支えている
  • 意識的に動かすことが出来る随意筋である
  • 縞模様のある横紋筋である
  • 必要に応じて強力に収縮したり、細かい動きに対しては小さな収縮に抑えたりと、自由な収縮が可能
  • 神経系の運動ニューロンに支配されている
  • 多くの神経や血管が通っている
  • 心筋や内臓筋と比べて疲弊しやすい筋肉である(3つの筋肉の種類の中でも最も疲労しやすい筋肉)

内臓筋の主な特徴と働き

OK 3 types of muscles

一番右が内臓筋

内臓筋(平滑筋)は、意識して動かすことは出来ない不随意筋。心臓以外の内臓や血管にある筋肉で、これら臓器の動きを調整・維持する役割を持っています。

内臓筋(平滑筋)についてのまとめ
  • 横紋筋と比べてとても滑らかな表面をしている
  • 自動的に収縮を繰り返し、自律神経系に支配されている
  • 体内にある液体や食物の流れを維持している
  • 素早い収縮は出来ないが、ゆっくりとリズミカルに大きく伸縮することが可能
  • 疲れにくい(ゆっくりと疲労していく)筋肉である

心筋の主な特徴と働き

OK 3 types of muscles

一番左が心筋

心筋も意識して動かすことが出来ない不随意筋。心臓にある筋肉で、心臓の鼓動や脈拍を維持したり、体内へ血液を循環させるポンプの役割を持っています。

心筋についてのまとめ
  • 心臓と主要血管の最後の部分(心臓とつながる部分)にしか存在しない
  • 顕微鏡などで観察すると縞模様が確認出来るため横紋筋として分類される
  • 意思とは関係なく自動的に収縮を繰り返す
  • リズミカルに収縮を繰り返す
  • 中枢神経によって支配されている。しかし、神経系からのシグナル無しでもペースメーカー細胞という細胞が電気を発生していることで、心臓は自ずと動くことが可能
  • 多くのミトコンドリアやミオグロビンが存在する
  • 多量の血流の供給がある
  • 疲れることがない

いつも参考にさせて頂いてます!

一緒に確認しておきたい筋トレ記事

随意筋と不随意筋の違い|3つの筋肉の種類も一緒に紹介!筋トレのためにも確認したいことのまとめ

随意筋と不随意筋の違いや、その二つの筋肉をさらに3つに分けた場合の筋肉の種類についても見てきました。

随意筋は一般的に言われる「筋肉」で、意識して動かすことが出来る筋肉。筋トレをやる場合はこの随意筋が鍛えられることになります。

逆に、不随意筋である内臓筋や心筋は、一般的に筋肉を指す場合には含まれることがあまりなく、筋トレなどで鍛えることは出来ない筋肉。

直接筋トレなどには関係ないかもしれないですが、このような筋肉の種類の違いを覚えておくことは、体全体の健康を考える場合に、より効果的な解答へ導いてくれると思いますよ!

ぴろっきーでした!
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