足の筋肉の名前と種類|筋肉の知識を増やしていこう!


足の筋肉の名前と種類を紹介していきます。一般的にはあまり触れられることのない足の筋肉について確認していき、筋肉に関する知識を増やしていきましょう。

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足の筋肉の名前と種類を見ていきます。

下半身の筋肉を思い浮かべる場合、太もも前面の大腿四頭筋や太もも後面のハムストリングなどは、比較的良く挙がる名前かと思います。

しかし、下半身の中でも「足」に着目した時、そこにはどのような種類の筋肉が存在しているのか知っている人は、日頃から筋トレをしている人の中にもあまりいないはずです。

ただ、この記事にたどり着いたということは、もしかしたら「足の筋肉」について知っておきたいからかもしれません。

今回は、筋肉に関する知識を増やして筋肉博士になりたいならチェックしてみたい、「足」の筋肉について、その種類から名前までを紹介していきます。

「足」と「足の筋肉」の定義

足の筋肉を確認していくと言っても、まずはその「足」と「足の筋肉」についての定義を明確にしておかないと始まりません。

そのため、具体的に足の筋肉について見ていく前に、足と足の筋肉について確認していきましょう。

日本語の中では、「足」と「脚」が混同されて使われることがありますが、足は英語で”foot”なのに対して脚は”leg”となり、以下のような違いを確認することが出来ます。

  • 足(foot)
    • 足首から先の部分(引用:デジタル大辞泉
    • つまり、くるぶしより下からつま先まで
  • 脚(leg)
    • 胴体からわかれる、からだを支えたり歩行に使ったりする部分(引用:調べるネット
    • つまり、太ももの付け根からつま先までを含む下肢全体

以上の違いから、この記事における「足」と言うのは、あくまでも「くるぶしからつま先まで」の限定した部位を指すものであると定義して話を進めていきます。

また、「足首から先の部分」を足と捉えた場合、そこに足首の動きは含まれないと考えた方が妥当だと言えるかと思うので、この記事で「足の筋肉」という場合は、あくまでも「足の指」に作用する筋肉群を限定して指していくこととします。

足の筋肉の種類の大まかな分け方

次に、足の指の動きに作用する足の筋肉群を見ていく場合、そこには、以下の二つの種類の筋肉群が存在しているのが分かります。

  • 外在筋
    •  「足」には位置していない筋肉
    • 筋肉自体は、スネやふくらはぎなどの下腿(膝からくるぶしまでの部分)に位置しており、そこから足の指まで伸びる腱を通して足指の動きに作用する
    • 腱が足関節をまたぐことで、足首(足関節)の動きにも作用する
  • 内在筋
    • 「足」に位置している筋肉
    • 筋肉自体が足に位置して、足指の動きに作用する
    • 筋肉から伸びる腱はあくまでも足指につながり、足首(足関節)をまたぐわけではないため、足指の動作にだけ作用する

このように足の筋肉群は、大まかに外在筋と内在筋の2種類へ分けることが出来ると言えます。

そのため、以降ではまず、足の筋肉をそれぞれ外在筋に含まれるものと、内在筋に含まれるものに分け、それぞれどのような名前の筋肉があるのか詳しくみていきます。

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足の筋肉の名前と種類【外在筋】

足の外在筋には4種類の筋肉が含まれ、それぞれ次のような名前になります。

  1. 長母趾屈筋(ちょうぼしくっきん)
  2. 長趾屈筋(ちょうしくっきん)
  3. 長母趾伸筋(ちょうぼししんきん)
  4. 長趾伸筋(ちょうししんきん)

足の外在筋の名前① 長母趾屈筋

長母趾屈筋は下腿後面(ふくらはぎ)の外側(小指側)に位置しており、ヒラメ筋という筋肉に覆われているため、いわゆるふくらはぎの深層筋と言える筋肉。

名前の中に母趾(足の親指のこと)という言葉と、屈筋という言葉が含まれていることから分かる通り、筋肉から伸びる腱が足の親指にまでつながり、主に足の親指を曲げる働きを持っています。

また、足首をまたいでいることから、足関節の底屈(つま先を下方に振るように足首を動かす)と、足関節の内反(足裏を内側に向けるように足首を横に捻る)にも作用します。

主に、立った時にバランスを取る動きで貢献している筋肉です。

主な働き

  • 母趾の屈曲
  • 足関節の底屈
  • 足関節の内反

足の外在筋の名前② 長趾屈筋

長趾屈筋は長母趾屈筋と同じように、ふくらはぎの深層に位置していて、長母趾屈筋とは逆のの下腿後面内側(親指側)を走行している筋肉。

足の指を同じように屈曲させるものの、筋肉から伸びる腱は親指以外の4本の指へ枝分かれして伸びているのが特徴。

その結果、親指以外の足指を曲げる働きを主な作用として持ちながらも、足関節の底屈と足関節の内反に関しては、長母趾屈筋と同じように関与していきます。

また、立った時にバランスを取る働きを持つという点も、長母趾屈筋と同じです。

主な働き

  • 母趾以外の足指の屈曲
  • 足関節の底屈
  • 足関節の内反

足の外在筋の名前③ 長母趾伸筋

長母趾伸筋は下腿前面、つまりスネに位置しており、その上を前脛骨筋と長趾伸筋に覆われているため、スネの深層筋と言って良い筋肉。

筋肉から伸びる腱は足関節をまたいで足の親指まで伸びるため、主に足の親指を反らす(母趾の伸展)働きを持つのが特徴。

また、足関節の背屈(つま先を上方に振るように足首を動かす)と足関節の内反にも作用しています。

日常生活や運動時においては、主に歩行時につま先を持ち上げて、つまずかないようにするといった働きを、前脛骨筋などと共に担っています。

主な働き

  • 母趾の伸展
  • 足関節の背屈
  • 足関節の内反

足の外在筋の名前④ 長趾伸筋

長趾伸筋もスネに位置し、長母趾伸筋を覆いながらも長趾伸筋自体はその上部を前脛骨筋に覆われている、スネのやや深層に位置する筋肉です。

足関節をまたいで伸びる筋肉が、母趾以外の4本の指に伸びていることから、主にそれら4本の足指を反らす働きを持っていながら、足関節の背屈にも作用します。

ただし、長母趾伸筋との違いとして、足関節の内反ではなく外反(足裏を外側に向けるように足首を横に捻る)に作用するという点を挙げることが出来ます。

この長趾伸筋も、歩行時や走行時につま先を持ち上げ、つまずいてしまうのを防ぐという働きを持っています。

主な働き

  • 母趾以外の足指の伸展
  • 足関節の背屈
  • 足関節の内反

足の筋肉の名前と種類【内在筋】

足の内在筋にはたくさんの種類の筋肉が含まれますが、主に、

  • 足の甲側(足背面)
    • 3つの筋肉が含まれる
  • 足の裏側(足底面)
    • 4つの層に分けることが出来る
    • 10個の筋肉が含まれる

の二つの軸に分けて考えると、理解しやすくなるかと思います。

以下で、それぞれについて詳しくみていきましょう。

足の甲側の筋肉の種類と名前

① 短母趾伸筋(たんぼししんきん)

短母趾伸筋は、外側寄りから斜めに走行するように足の甲に位置し、伸びる腱が親指につながっている筋肉。

足の親指を反らす働きにのみ純粋に作用する、小さな足の甲の内在筋になります。

主な働き

  • 母趾の伸展

② 短趾伸筋(たんししんきん)

短母趾伸筋と同じように足の甲外側から始まる筋肉で、足の人差し指、中指、薬指の3つに腱が繋がっているのが特徴的な筋肉。

そのため、この短趾伸筋を収縮させると、それら3つの足指を伸展させることになりますが、足の小指まで筋が存在することもあり、その場合は小指も伸展していきます。

主な働き

  • 足の人差し指、中指、薬指の伸展
  • 小指まで筋が存在する場合は小指も伸展させる

③ 背側骨間筋(はいそくこっかんきん)

5本の足指の骨(足指の骨は外から見える指部分だけでなく、骨自体も5つに分かれている)の間に付着しているのが特徴的な、4つの筋肉を総称した名前で、どちらかといえば足の甲側に寄っている筋肉。

その特徴的な位置によって、足の人差し指、中指、薬指を外転(足の指を外に開いて離す)する働きが、背側骨間筋の主な作用になります。

主な働き

  • 足の人差し指、中指、薬指の外転

足の裏側の筋肉の種類と名前

足の裏側の筋肉は多く存在することから、4つの層ごとに分けていくと比較的位置関係が理解しやすくなるので、ここでは4つの層に分けて、それぞれを詳しく見ていきます。

第一層の足裏の筋肉群

第一層は、足裏の最も表層(皮膚に最も近い層)にある筋肉で、そこには四種類の筋肉が含まれます。

短趾屈筋(たんしくっきん)

短趾屈筋は足裏の最も表層にある内在筋で、筋肉が足裏のちょうど中央辺りに位置するのが特徴。

そのため、外から足裏中央を触った際に手で感じることとが出来ます。

足裏中央にある筋肉から伸びる腱が母趾を除いた4つの足指に伸び、それら4つの足指を曲げる働きを主な作用として持つ筋肉です。

主な働き

  • 母趾以外の足指の屈曲
母趾外転筋(ぼしがいてんきん)

短趾屈筋の内側(足の親指寄り)に位置し、そこから伸びる腱が母趾につながるため、母趾を外転させる働きと、曲げる働きを持っている筋肉。

また、足裏の最も表層にあるため、足裏の内側を触れば、その形や動きを感じることが出来ます。

この母趾外転筋はまた、足裏の土踏まずのアーチ形成にも貢献している特徴を持っています。

主な働き

  • 母趾の外転
  • 母趾の屈曲
  • 土踏まずのアーチ形成
小趾外転筋(しょうしがいてんきん)

小趾外転筋は足裏表層の外側に位置し、伸びる腱が小趾(小指)につながる筋肉。

足の小指のみを外転させる働きを持つ唯一の筋肉であるという特徴と同時に、小指を曲げる働きも持っています。

主な働き

  • 小趾の外転
  • 小趾の屈曲
短小趾屈筋(たんしょうしくっきん)

短小趾屈筋は小趾外転筋の内側に位置しする小さな筋肉。

足の小指を付け根から曲げる動作に関与し、特に「足の小指のみを屈曲させる」筋肉としては唯一の存在です。

ただし、この筋肉が単独で働いて足の小指を曲げることはほとんどありません。

主な働き

  • 小趾の付け根の屈曲

第二層の足裏の筋肉群

第二層は、足裏のやや深層になり、そこには二種類の筋肉が含まれています。

虫様筋(ちゅうようきん)

虫様筋は足裏中央(つま先寄り)の位置し、その一部を短趾屈筋に覆われた筋肉。

つながる腱が母趾以外の4つの足指に伸びていることで、その4つの足指を内転(足の指を内に閉じてくっつける)させたり、曲げたりする働きを持っています。

また、この虫様筋の起始部は骨に付着していないために「移動する」という特徴を持っている筋肉でもあります。

主な働き

  • 母趾以外の足指の内転
  • 母趾以外の足指の屈曲
足底方形筋(そくていほうけいきん)

足底方形筋は足の中央(カカト寄り)に位置しており、短趾屈筋に覆われている筋肉。

つながる腱が母趾以外の4つの指に繋がっているため、それら4つの指を曲げる働きを持っています。

ちなみに、この足底方形筋がつながる腱は外在筋である長趾屈筋から伸びる長趾屈筋腱であるため、長趾屈筋の一部(足底頭)として考えられることもあります。

また、起始部は二つ(二頭)に分かれているという特徴も持っています。

主な働き

  • 母趾以外の足指の屈曲

第三層の足裏の筋肉群

第三層は、足裏の最も深層と考えて良い層になり、そこには三種類の筋肉が含まれています。

短母趾屈筋(たんぼしくっきん)

短母趾屈筋は足裏内側の表層筋である、母趾外転筋の深層に位置する深層筋。

足裏中央の親指と人差し指寄りから始まり、筋肉自体が親指の付け根にまで伸び、また、親指に繋がる停止部は二つ(二頭)に分かれているのが特徴的です。

主に、母趾の付け根の屈曲に作用します。

主な働き

  • 母趾の付け根の屈曲
母趾内転筋(ぼしないてんきん)

母趾内転筋は、足裏の最も深層に位置する筋肉の一つで、筋肉が斜頭(しゃとう)と横頭(おうとう)に分かれているのが特徴的。

(親指付け根から足裏中心に伸びるのが斜頭/親指付け根から小指付け根まで伸びるのが横頭)

足の親指を小指側へ曲げる内転の動作が主な役割で、また、第一層で紹介した母趾外転筋と共に足底のアーチ形成にも貢献しています。

主な働き

  • 母趾の内転
  • 土踏まずのアーチ形成
小趾対立筋(しょうしたいりつきん)

小趾対立筋は、足の小指側の最も深層にあるとされる非常に小さな筋肉。

ただし、外から見た場合に小指を曲げるような働きはなく、小指の付け根を動かす程度の働きしか持っていないのが特徴。

また、第一層で紹介した、短小趾屈筋の一部と見なされることもあります。

主な働き

  • 小指の付け根を動かす

第四層の足裏の筋肉群

足裏の第四層は、足指の骨(足指の骨は外から見える指部分だけでなく骨自体も5つに分かれている)の間に付着する筋肉の中でも、足裏寄りにあるものを便宜的に階層分けしたもの。

そこには、一種類の筋肉が含まれています。

底側骨間筋(ていそくこっかんきん)

底側骨間筋は、足の中指、薬指、小指の骨の内側にそれぞれ付着する3つの筋肉を総称したもの。

同じように、足指の骨の間に位置する背側骨間筋が足の甲寄りに位置しているのに対して、この底側骨間筋は足裏寄りに位置しているのが違いです。

足の中指、薬指、小指の3つを内転させる働きを主な作用として持ち、また、それらの指を足の裏側に向けて曲げる作用も持っています。

主な働き

  • 中指、薬指、小指の内転
  • 中指、薬指、小指の屈曲

足裏の筋肉にも良さそう。

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足の筋肉の名前と種類|筋肉の知識を増やしていこう!のまとめ

足の筋肉について、種類や名前を紹介してきました。

普段から必要な知識ではないにしろ、筋肉に興味がある人は知っておいて損はないはずです!

ぴろっきーでした!

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