基礎知識があるかないかで筋トレの効果は大きく変わっていきます。
まずは筋トレの基礎知識をつけて筋トレを土台から理解していきましょう。
筋トレとは?
筋トレとは、一言でいってしまえば「筋肉をトレーニング」すること。
抵抗力(レジスタンス)を使って筋肉の収縮を引き出す、身体のエクササイズのこと全般を指し、筋力アップと筋肉の増量、さらには無酸素運動の耐性を向上させます。
また、目的別にそれぞれに合った筋トレを適切に行っていくと、身体の健康に顕著な効果をもたらし、身体機能・身体能力を向上していくことが可能。
特に、骨、筋肉、腱、靭帯の強度と耐久性を向上させ、
- 関節機能の改善
- 怪我のリスクの低下
- 骨密度の向上
- 新陳代謝の改善
- 健康状態や心臓機能の改善
- 善玉コレステロールを含むリポたんぱく質・脂質プロファイルの改善
などの効果を得られることになります。
筋トレの基本
筋トレは主に、
- 全身や複数の関節動作を通して多くの筋肉を同時に鍛えていく
- →多関節/複関節種目(コンパンド種目)
- 一つの関節動作だけを含み、各部位の筋肉を特定して鍛える
- →単関節種目(アイソレーション種目)
の二つの種類に分類することができます。
また、徐々に扱う重量(ウェイト)を高めていき、発揮できる筋力を高めてくテクニック(過負荷・漸進性の原則)を基本として、扱う抵抗力(負荷)を高めていき、その負荷に耐えるように筋肉も徐々に成長していくことになります。
さらに、筋トレにおいて扱う道具も様々な種類のものがあり、各器具を利用した多くの種類の筋トレ種目を通して、多方面から筋肉を刺激していくことになります。
筋トレは主として無酸素運動ですが、サーキットトレーニングなどでは有酸素運動の効果が同時に得られることもあります。
筋トレが一般的に取り入れられスポーツ
筋肉を増強することが必要であったり、それ以外にも発揮できる筋力を高めておくことが必要になるため、多くのスポーツで筋トレは一般的に取り組まれています。
具体的に筋トレが一般的に取り入れられているスポーツは次のようなものがあります。
筋トレがとても重要になるスポーツ
- ボディビルディング
- ウェイトリフティング
- パワーリフティング
- ストロングマン
- 砲丸投げ
- 円盤投げ
- やり投げ
- ハイランドゲームズ など
筋トレも一般的に取り入れられているスポーツ
- アメリカンフットボール
- ラグビー
- レスリング
- 柔道
- 陸上
- ボート競技
- ラクロス
- バスケ
- ポールダンス
- ホッケー
- プロレス
- サッカー
日常にも影響を与える筋トレの効果
さらに、筋トレを行うことで体が強くなるのはもちろん、健康面での効果やさらにはメンタル面でも改善したり、自信をつけたり、それによって、人生や仕事においてもポジティブな効果があります。
毎日を楽しく過ごすためにもとてもおすすめなのが筋トレです。当サイトではそんなことも沢山発信しています。
- 筋トレブログ(筋トレにまつわる様々な情報)
- 筋トレのメリット17選「あまり語られない体鍛えるメリット達」
- 筋トレメニュー例|一週間の組み方を初心者から上級者まで複数の分割法で紹介!
筋トレはみんなにおすすめ!
筋トレを開始するのに性別や年齢は一切関係ありません。
90歳から筋トレを始めて、その後も継続してトレーニングを行うことで毎日元気に過ごしている人や、筋肉をしっかりと動かすことで美しく輝くことができた女性など、様々な人にとって大変有効です。。
既に筋トレを始めている人やその道のプロの人だって、最初は些細な理由から筋トレを始めてその魅力に気づいたに違いありません。
- 筋トレや運動を毎日する効果は人生を変える?継続すれば年齢は関係ない!
筋トレの効果や筋トレが利用される主な目的
筋トレには、筋肉の強度の向上、筋肉の張りと見た目が良くなる、持久力が増える、骨密度が改善するなどの多くのメリットがありますが、筋トレが持つ効果や主だった利用目的は次のものが一般的です。
魅力的な身体・外見を手に入れるため
たくさんの人が魅力的な身体になろうと筋トレをします。
例えば、筋トレで得られる「広い肩幅」や「キュッと締まった腰」などは、その際たる例。
男性であれば、筋肉の増強を促進する男性ホルモンのテストステロンが豊富なため、一般的に筋肉量は増えやすく、いわゆる「ムキムキ」の筋肉を手に入れていくことが可能。
それに対して女性の場合、テストステロンが少ないため、男性のように筋肉が大きくなるというよりは、どちらかというと「引き締め」に効果的。
結果的に、筋トレを利用する目的や効果というのは、「男らしい」または「女らしい」外見を手に入れるためである場合が多いのです。
ちなみに、筋トレにおいては遺伝的な要素も決定的な役割を果たしています。同じ筋トレをしても人によっては簡単に外見を変化させることもできれば、時間がかかる人もいます。
原因は、骨格の形や、速筋と遅筋などの筋繊維の種類の割合、ミオスタチンの影響など様々です。
筋肉増強でスポーツのパフォーマンスが良くなる
また、もう一つの最も主だった筋トレを行う目的・効果として挙げられるのが、筋肉増強によるスポーツのパフォーマンスアップ。
筋トレは、筋肉のサイズを大きくしていくだけではなく、同じ筋肉であっても発揮できる筋力をアップしていくこともできる。
さらに、やり方次第では、筋肉が持つ持久力を高めていくことになり、より長い時間一定以上の力を出していくことができるようになります。
例えば筋肉のサイズアップは、相手とのコンタクトが多い競技において、身体のサイズ自体を大きくしておく場合に有効。そして、筋力発揮の向上は、階級制のあるスポーツなどにおいて特に重要。
また、筋持久力のアップは、長時間力を出し続けるボクシングのような競技においても大切になってきます。
基本的な身体の健康を改善し、調子を良くする
筋トレを行っていくと身体の機能が、改善・向上していくことになります。
筋肉が強くなることで関節のサポートが強化され、日々の生活で起こりうる怪我の予防につながります。
また、高齢者は老化によって筋組織が失われるのを防ぐことができ、姿勢が良くなるだけでなく、身体機能が強化され、身体全体が丈夫になり、寝たきりなどの身体障害の予防にもなります。
例えば、骨粗しょう症の予防。筋トレは骨強度を改善し、骨粗しょう症へのリスクを減らしていくといった効果を持っています。
さらに、筋トレを通して心臓や血管の組織も刺激し、心肺機能の維持や改善にも効果的。
筋トレは新陳代謝と循環器系の健康において重要なポテンシャルがあるとされ、近年では筋トレが新陳代謝や、循環器系における疾患のリスクを減らす可能性を示す証拠も見つかっているます。
この様に、筋トレは筋肉や筋力アップだけではない、一般的な身体機能の改善にも効果が高いのです。
筋トレはダイエットにも効果的
筋トレを行う主な目的の一つに、筋肉量を増やすことで基礎代謝を上げてダイエットしやすい体を作るというものがあります。
最近では、女性の筋トレも多く見られるようになってきました。その中でも、多くの女性が、ダイエット効果を狙って筋トレに取り組み始めています。
もちろん女性に限らず男性も、いくつになっても若々しくいたいために、同じように脂肪燃焼を目指すためダイエット目的で筋トレを行う場合もあります。
リハビリ効果・障害改善への効果
事故などによってその後のリハビリに取り組んでいる人や、身体に障害が残ってしまった人にとって、弱った筋肉を筋トレを通してトレーニングすることは、身体機能の回復を効果的に促すためにも役立ちます。
その場合の筋トレメニューは様々で、より日常の動きに近い運動動作を繰り返していくようなものもあれば、弱った特定の部位に集中して負荷を掛け、筋肉増強を図るトレーニングまで多岐に渡ります。
このような医療現場における筋トレは、理学療法士や作業療法士などの適切な指導の下で行っていくことになります。
喜びを感じるために筋トレを行う!
筋トレを行うことで得られる効果として、ドーパミンやセロトニン、ノルアドレナリン(ノルエピネフリン)の数値が増えることが挙げられます。
これらの物質は気持ちを高揚させ、うつ症状の改善に効果があるとも言われる「幸福ホルモン」とされ、筋トレを通してその分泌を促していくことになります。
その結果、筋トレを行った後に感じる達成感や爽快感が忘れられなくなり、気分転換やモヤモヤとした気持ちを晴らす目的で筋トレを行うといった場合も多くみられます。
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