みなさん普段の筋トレにおいてプロテインを摂取しているかと思いますが、どんな種類のプロテインを摂取していますか?
日本では多くの場合、ホエイプロテイン、カゼインプロテイン、そしてソイプロテインのどれかを利用しているのではないかと思います。
その中でも最も有名で一般的なのはホエイプロテインでしょう。
しかし、海外においては、他にもいくつかのプロテインの種類があるのをご存知ですか?そして、その種類の一つで「ピープロテイン(Pea Protein)」というものを知っていますか?
実はこのピープロテイン、日本で一般的な他のプロテインと比較しても多くのメリットがあるプロテインなんです。
今回海外の筋トレサプリ専門サイトの「サウスランドファーマシー」さんとのコラボとして、NOW FOODS社のピープロテインをご提供いただきましたので、その商品を基にピープロテインを紹介していこうと思います。
(※アフィリエイト報酬などは受けとっていませんので、客観的な視点で紹介していきます)
目次
ピープロテインとは?
ピープロチエンはプロテインの種類の一つで、その中でも植物性のプロテインに含まれます。
植物性のプロテインとして一般的なのが、大豆を主成分としたソイプロテインですが、このピープロテインはエンドウ豆を主成分としています。英語名では”Pea Protein”となり、この”Pea”がエンドウ豆という意味です。
このピープロテイン、日本ではそこまで一般的ではありません。しかし、海外ではホエイやカゼイン、そしてソイといったプロテインの種類と一緒に、一つの選択肢として利用されており、女性から男性、そして筋トレ初級者から上級者の中にも愛用している人がいます。
ピープロテインの効果やメリット
ピープロテインについて考えていく場合、下記のようなメリットがあるかと思います。これらメリットを上手に活かせば、筋肉を肥大させたり、今までプロテインの使用を控えていた人なども、より効果的に筋肉へ栄養補給を出来るようになるかと思います。
アレルゲンが含まれていない
人によっては卵や牛乳に対してアレルギーを持っていたり、大豆に対しても何かしらのアレルギーがあるという人もいるかと思います。
そういった場合、乳清由来のホエイやカゼインといった動物性タンパク質(プロテイン)を摂取することは控えなければいけないし、大豆に対してアレルギーがあると、ソイプロテインの利用は難しくなります。
しかし、エンドウ豆は良質なタンパク質を含みつつ、アレルギーの原因となる物質が含まれていないことで有名。
結果として、アレルギーによってプロテイン摂取が出来なく、筋肉に十分なタンパク質を供給できていないといった人たちにとっては、まさに最高のプロテインとなるのがピープロテインです。
BCAAが豊富に含まれている
BCAA(分岐鎖アミノ酸)は、筋肉の主成分であり、筋トレ直前に外部から摂取しておくことで、トレーニング中に起こる筋肉の分解(異化)を抑える効果があります。筋肉量を効率的に増やしたい場合などに大変重宝するアミノ酸です。
実は、他のプロテインでもBCAAはそのタンパク質の中に含まれていますが、筋肉を大きくするためにBCAAをしっかり摂取しようと思うと、ホエイプロテイン以外の場合、どうしてもプロテインのサプリメントとは別にBCAAのサプリメントを摂取する必要があります。
しかし、ピープロテインには、対プロテイン含有量比で見た場合、BCAAが多く含まれており、今回提供いただいたNOW FOODSのピープロテインであれば、付属のスプーン一杯分で、4000g以上のBCAAが既に含まれています(バリン1183g、ロイシン2009g、イソロイシン1094g)。
つまり、ピープロテインであれば、別途BCAAのサプリメントを摂取しなくても、筋肉に大切なアミノ酸を効果的に取り、トレーニングに起こる筋肉の異化を防ぐことにつながるのです。
ベジタリアンの人におすすめ
筋肉を大きくしていくには、豊富なタンパク質を摂取する必要があります。特にその中でも、BCAAを多く含む動物性タンパク質をしっかりとって、筋肉の成長を効率化する必要があります。
しかし、ベジタリアンの人は、どうしても動物性に匹敵するタンパク質を摂取するのが難しくなるので、なかなか筋肉が大きくならないなんてことにもなりかねません。
そこで、ピープロテインであれば、元来植物性タンパク質なので、ベジタリアンでも問題なく摂取でき、BCAAを多く含むので、筋肉を大きく成長させていくことにも効果が高いと言えます。
鉄分が多く含まれている
鉄分は血液が酸素を身体中に供給する機能や、細胞の正常な分裂や成長をサポートする働きがあります。貧血になりやすい人であれば、貧血防止の効果も見込めますね。
このピープロテインであれば鉄分も豊富に含まれており、物によっては一杯で1日に必要な30%程度の鉄分も摂取できてしまうとも言われています。
そのため運動中に、より効果的に酸素を取り込む能力や筋肉の成長を促す効果が高まるとも言えるかと思います。
NOW FOODS社のピープロテインは味付きなので水でもOK
今回サウスランドファーマシーさんにご提供いただいたNOW FOODS社のピープロテインは、元々味付き(今回のはチョコレート味)であるため、水に溶かして飲んでも違和感なく飲める味になっています。
ジムにいく際にプロテインシェイクの中に一回分のパウダーを入れておき、ジムにある飲料水に溶かして即席で必要な際に飲むといった使い方をしても、美味しく飲めると思いますよ。
ピープロテインのデメリット
ピープロテインのメリットを見てきましたが、逆に実際に試してみて思った、ピープロテインのデメリットも幾つか挙げておきます。
タンパク質含有量が少なめ
人にもよるかと思いますが、筋肉をとにかく大きくしたい、筋肉量を増やしたいと思っている人であれば、プロテインに含まれるタンパク質含有量は気にされるかと思います。
ホエイプロテインであれば、ものによっては90%以上、少なくても70%程度の含有量というのが当たり前だったりします。
それに対してピープロテインはタンパク質の含有量が少なめだと思います。特に今回支給されたNOW FOODS社のピープロテインは、タンパク質含有量が全体の54.5%(1杯44gに対して、タンパク質は24g)しかありません。
ということは、タンパク質の含有量が高いホエイプロテインに対して、摂取量を最低でも1.3~1.5倍程度にしないといけないということになります。
その場合、同時に摂取カロリーも高くなるので、その点が注意するべき点ですね。
※ただし、Amazonで購入できるNOW SPORTSのPea Proteinは、サンプル画像を見ていくと、1杯33gに対してタンパク質が24g含まれていると表示があるので、その場合は70%の含有量を超えることになります。
水に溶けにくい
この点に関しては、同じピープロテインでも商品によるかもしれませんが、NOW FOODS社のピープロテインは、水に溶けにくいと感じました。
特に日本で発売されている最近のホエイとカゼインプロテインは一般的に水に溶けやすいものが多いので、それに慣れている人だと、最初びっくりするかもしれません。
飲んだ後のコップやシェイカーを洗うのが面倒臭いという点もマイナスですね。
ピープロテインの利用をおすすめしたい人や場面とは?
ここまでピープロテインの特徴(メリット・デメリット)を紹介してきましたが、それを基に、おすすめしたい人や利用場面を考えると、次のように思います。
- ピープロテインがおすすめな人
- 筋肉をつけたいと悩んでいるベジタリアンの人
- 筋肉をつけたいと悩んでいるアレルギー持ちの人
- 効率的に筋肥大をしたいけどBCAAの別途摂取が面倒臭い人
- ピープロテインがおすすめな利用シーン
- 食事一食分をピープロテインに変えて健康的にダイエットしたい人
ピープロテインは、元々がエンドウ豆ということから、筋トレをして筋肉を増やしたいと思っているベジタリアンの人やアレルギー持ちの人には最もおすすめなプロテインサプリメントだと思います。こういった人達は、迷うことなくピープロテインを摂取して良さそうです。
同時に、トレーニング中の筋肉の分解を懸念しつつ、BCAAを別途摂取するのが面倒臭いと感じている人にとっても、多くのBCAAを含むピープロテインはおすすめだと言えます。
ピープロテインを一食分に変えるとは?
そして、一食分をピープロテインに変えてみるという点ですが、これは特に健康的にダイエットを考えている人にとってはありだと思います。
ピープロテインは、タンパク質含有量 に対してのカロリーが比較的高めです。そのため、一食分をこのピープロテインに変えて、体や脳を動かすためのエネルギーを簡単な炭水化物の食品と一緒に確保しつつ、タンパク質摂取量も維持することで、脂肪分の多い食事を回避しながら、筋肉を維持し、健康的に摂取カロリーを抑えていけるかと思います。
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いかがでしたか?
ピープロテインは、一般的に有名な他のプロテインと比較しても違ったメリットやデメリットがあります。うまくシーンごとに使い分けられると良さそうですね。
ちなみに今回ご協力いただいたサウスランドファーマシーさんはアメリカのカリフォルニアに拠点を構えていますが、日本語OKで、注文から商品の到着まで1週間程度しかかかりませんでした。また、商品の値段も日本のプロテインよりむしり安いぐらいだったので、利用してみると良いかもしれませんよ!
アメリカのカリフォルニアに拠点をおくトレーニングサプリメント専門の会社。製造メーカーとの直接交渉を通して、価格を抑えながらサプリメントを提供出来るのが特徴。また、取り扱い商品数も豊富で、日本語もOKな海外のサプリメント専門サイト。
公式サイトはこちら→https://www.southlandrx.com/
ぴろっきーでした!